C言語ゲーム制作入門
概要
※2014/3/24 リニューアルしました。 プログラムの内容は変わっていませんが、関数名、変数名などが変わっているので、 以前のものを見てくださった方は注意してください。
C言語でゲームプログラミングを勉強しはじめてまず一番最初に躓くのはC言語の入門書を読み終わったときだと思います。 このとき多くの人が「コンソールに計算結果を出力できるようになっただけだけど、これでどうやってゲームが作れるの?」と思うのではないでしょうか。 しかし、実は入門書の知識だけで結構色々なことができます。
ここでは上に書いたような人を対象として、C言語で迷路ゲームを作る方法を解説します。 これからC言語を勉強しようと思っている方は、参考書紹介ページで管理人が使ったことのある参考書の内容を簡単に紹介しているので、参考にしてみてください。
出力は全てコンソールに行うので、C言語の開発環境さえあれば作ることができます。 数学的な内容はほぼ出てこないので、プログラムの中ではかなり簡単な方になると思います。
入門書の内容を全て完璧に理解している必要はありません。 わかりにくい概念は、なるべく丁寧に解説するようにしています。 主に取り扱っている内容は以下の通りです。 これらの内容でわからないところがあれば、この解説が練習になると思います。
- 迷路を作る: 列挙体、構造体、2次元配列
- プレイヤーを表示する: 関数への参照渡し
- プレイヤーを移動する: fgets、sscanfによるキーボードからの入力
- タイトルを作る: 特になし
- ステージを増やす: 3次元配列
最初わからなくても、自分でコードを書いて実行するを繰り返すうちにわかってくることもあるので、 わからないところは取り敢えずそういうものだと思って進めてみてください。 色々な人の解説をみるとうまく自分の中で整理されてわかるときもあるので、わからないときは他の解説を探すのもいいと思います。
- 対象:C言語の入門書程度の知識がある人
- 必要なもの:C言語の開発環境のみ
また、作成するゲームの仕様とルールを以下に簡単に書いておきます。
仕様
- タイトルでステージか終了を選ぶ
- ステージを選ぶと迷路ゲームスタート
- 迷路ゲームをクリアするとタイトルに戻る
ルール
- 5×5マスの迷路ゲーム
- 最初ゴール地点以外の状況はわからない
- 移動すると、移動した地点が道であるか壁であるかわかる
- ゴール地点に辿りつくとクリア
ルールに関しては次の「迷路を作る」をみると大体わかっていただけると思います。 もしくは完成形ソースコードを実際に動かしてみてください。